2011年4月19日火曜日

原子力都市と海賊

 昨日、名古屋のグループの会議に行ったら、「あー! 海賊が来た!」と言われた。「海賊だ海賊だわーい」って、あのさ、おれ東京では一応「知識人」的な扱いだったんだけど。名古屋の人たちはそういう理論的な関心が薄いんだかなんだかわからないが、もっぱら「海賊の人」(廣飯研究員とあわせて海賊コンビ)と認識されてしまった。まあいい。東京から名古屋に漂着して、なぜかデモの横断幕をつくったり、焼きそば屋台の担当になったりしてしまっているので、客観的に見れば海賊なのかもしれない。海賊研究じゃなくて、まんま海賊。
 それもこれも東電・福島第一のせいだ。我々なんかまだかわいいほうだ。東電の原発のおかげで、これから多くの人間がガチで海賊化していくだろう。たとえば漁師とかどうすんだよこれから。魚とれないじゃん。魚とれなくて、じゃあなにやって食うかって考えたら、いま私が思いつくのは、密輸? いま国産タバコが品切れ状態だから、朝鮮からタバコを運ぶ、とか? あと倫理的に問題ありだが、放射化した農産物を朝鮮やロシアに運んで売る、とかな。密輸以外に思いつくのは、誘拐? いま東北地方では全般的に警察が弱ってるから、誘拐もありだな。原子力推進学者の子や孫を誘拐して金をとるってのは、おれは全面的に支持だね(海賊研の総意ではありません)。
 あ、今日のシンポでは海賊の話はしません。海賊ばなしがしたい人は、2次会以降で。