2011年4月15日金曜日

観光産業と原子力

3月の外国人観光客は半減した。
韓国・中国・台湾からの観光客がいずれも50%に落ち込んだ。
問題は受け入れ側の事情だけではなく、おそらく原子力災害の動向を見てキャンセルが発生した結果である。これは大変なことだ。東京はもちろん、地方の温泉宿なんかは大ダメージだろう。
 原子力で脳が被曝した右翼は、「外国人が来なくたって平気」というかもしれないが、地方経済にとって外国人観光客は大切な収入源だ。伊豆とか、北海道とか、外国人でもってたんだからね。
 「まだ大丈夫」とか「基準値をあげました」とかよくわからない意地を張ってなんとかなるのは日本村の世間だけであって、外国人にそういう屁理屈は通用しない。少なくとも基準値をWHO基準に揃えて、放射線量の調査を全国で実施しないと、もう誰も遊びに来てくれない。地方経済はじわじわと追いつめられていくだろう。