2012年3月22日木曜日

海の調査へ

今日は愛知県の知多半島に行く。
 常滑市在住の釣り師の青年が、海洋の汚染調査をやりたいということで、彼に同行して泥とアサリを採りに行く。
 大気中を拡散したり食品流通で二次拡散した放射性物質は、川や下水処理場を通って最終的には海に流れ着く。海に堆積した放射性物質は、海草や貝類、海底魚の体内にとりこまれて生物濃縮をする。いまはまだたいした汚染はないだろうが、数年後にはえっと思うような汚染魚が登場することになるだろう。これから何年もかけて長期的にモニタリングしていかなくてはならない。市民放射能測定センターの所長がゴーサインを出してくれたので、これは測定センターの自主調査として継続的にやることになる。これからちょくちょく海に行って、泥をとったり船で魚を釣ったりすることになりそうだ。

 今日は知多半島の西側にある伊勢湾と、東側の三河湾に行く。
 数日前に愛知県知事は、震災ガレキの処分場を碧南市につくるという計画を明らかにしたが、碧南市の建設予定地も見てこようと思う。立ち入りができれば、建設前の泥を採取しておきたい。