2011年10月19日水曜日

『at プラス』って雑誌に書いた

 『at プラス』(太田出版)という雑誌から原稿依頼があったので、書いた。
 最近は食品・土壌の測定で忙しいので最初は断ろうかと思ったのだが、太田出版には以前、原稿をすっぽかして不義理を働いているので申し訳ない気持ちもあったし、なにより原稿料が良さそうなので書いた。

 最初は夏休みの宿題のような消極的な気分だったのだが、原子力資料情報室と原水禁に対する批判を書いたあたりで、スイッチが入った。なにが問題なのか自分の頭を整理しながら、小出裕章に対する批判を展開したあたりでグイグイ筆がのっちゃって、こりゃおもしれえやこのままたんぽぽ舎について嫌味のひとつでも書こうか、というあたりで自制心が働いてやめた。たんぽぽ舎については書いてません。でもまあ、だいたい言いたいことは言った。
 
 クラウディア・フォン・ヴェールホフという世界資本主義論の理論家は、1986年のチェルノブイリ事件の直後に文章を書いている(『チェルノブイリは女たちを変えた』)。そこでヴェールホフは、事故当時、役割を期待された既成左翼がいかにダメダメだったかを強く批判しているのだが、いま私はその気持ちがわかる。ヴェールホフが何に怒っていたのかが、とてもよくわかる。反原発(反核)運動のあーあって感じは、もともとそれほど期待はしてなかっし、彼らにすべてをおんぶするつもりもないのだが、でもこの期に及んでこれはあんまりじゃないかということがいくつかあって、まあその内容は雑誌で読んでください。
 発売日は確認してないけど、たぶん11月10日ごろの予定です。

追記 
 ところで2~3日情報をチェックしていなかったのでいま知ったのだが、都知事の石原慎太郎はもうすぐ棺桶だね! 敵失だけどちょっとうれしい。