2022年6月25日土曜日

最高裁まるでネトウヨ判決

 


 原発事故人権侵害訴訟愛知・岐阜(名古屋高裁)のもろもろの作業がひと段落して、少し休憩できる時間ができたので、手短に書く。

 6月17日に最高裁で下された4訴訟の判決(生業、群馬、千葉、愛媛)は、お粗末の一言だ。

菅野博之裁判長は、数多くの論点を無視し、結論に結び付けられそうな証拠の断片をつぎはぎして、国の法的責任はないとした。

 ここで菅野博之が行っているのは、「チェリーピッキング」と呼ばれる誤謬である。「チェリーピッキング」とは、自分の結論にとって有利なものだけを選別してつまみとる、というやり方である。私たちが日常で目にしているネット右翼連中の常とう手段だ。徳も知性もない、権力を誇示しているだけの駄文だ。小論文なら0点だ。

 

11年もの時間をかけて数万の人々が血のにじむ努力をしてきた裁判にたいする最高裁の応答は、ネトウヨの駄文であった。笑うに笑えない。

この国の司法は、菅野博之というネトウヨに乗っ取られた。