2012年12月31日月曜日

むかし赤痢、いまノロウィルス

 いま、胃腸風邪や食中毒、ノロウィルス感染が流行っている。
  1945年、原爆投下直後の広島では赤痢が流行している。正確には「赤痢が流行した」とされている。 当時の「赤痢患者」のうち、どれだけが本当の赤痢患者で、どれだけが被爆症状だったのか、いまとなってはわからない。
  これと同じことが、現在の「ノロウィルス」についても言えるだろう。
  新聞が「食中毒」を報じると、同じような症状をもつ患者は自分も食中毒またはノロウィルスだと考える。多くは自己判断で。
  しかし、さいたま市の「ノロウィルス」感染の例を見ると、死亡した男性からノロウィルスは見つかっていない。彼はノロウィルスではない、なにか別の原因で死亡したのだ。

  こういうことがあるので、いま腹を下している人はくれぐれも自己判断で済ませないように。 
 放射能に汚染された現在の日本では、被曝症状は現実である。都市伝説ではない。