2012年12月5日水曜日

+20歳の老化



 芸能人の病気・病死が相次いでいる。

吉本興業の宮迫博之42歳で胃がんを発症。
歌舞伎の中村勘三郎は、食道がんの手術をしたあと、呼吸器の不全で死亡。57歳。

 一般的に、芸能人というのは引退年齢が遅く、いつまでも若々しく、ほかの職種に比べて長く生きるものだ。しかし最近のニュースを見ると、発症・死亡の年齢があまりにも若い。「芸能人は長生き」という、かつての常識は覆されていくのだろう。

 内部・外部被曝で浴びている放射線は、別名「老化光線」だ。光線ではないが。語呂がいいのでそう呼ばれる。
 放射線被曝によって、一般的な老化が進行・加速していると考えれば、いろいろとつじつまがあう。過去2年弱の被曝で、たとえば20年分の加齢をしていると仮定すれば、62歳(4220)で胃がんを発見するのはありうることだし、77歳(5720)で呼吸不全で死亡というのもありそうな話だ。

われわれ被曝者は、自分の年齢に20歳を加算して、体調を管理しなくてはならない。今後も被曝を累積していけば、+20歳ではなく30歳、さらには40歳と、余命を使い尽くしてしまうことになる。
 比喩ではなく、ドッグイヤー(犬の寿命)が現実化している。