岸田首相の演説に殺傷力のない爆発物が投げ込まれた。
犯人は24才。取り調べに対して黙秘しているという。
犯行の様態と動機から考えて、統一協会の手の者に決まっている。
統一協会は、朝日新聞阪神支局の殺傷事件とともに、中曽根首相(当時)に脅迫文を送りつけた疑惑がある。
警察庁は、統一協会の壊滅作戦をやるだろうか。
注視したい。
岸田首相の演説に殺傷力のない爆発物が投げ込まれた。
犯人は24才。取り調べに対して黙秘しているという。
犯行の様態と動機から考えて、統一協会の手の者に決まっている。
統一協会は、朝日新聞阪神支局の殺傷事件とともに、中曽根首相(当時)に脅迫文を送りつけた疑惑がある。
警察庁は、統一協会の壊滅作戦をやるだろうか。
注視したい。
献本をいただきました。ありがとうございます。
酒井隆史 著
亜紀書房
酒井隆史さんが過去10年に書いたエッセイをまとめたものです。
ラフに書かれたものとはいえ、当代一流の知識人が書いた「ラフ」な「メモ」です。毎月大量生産されているくっちゃべり新書の類と一緒にしてはいけません。彼が経験したこの10年の思索と懊悩が伝わってくる、非常に緊張感の高いエッセイ集です。
どうせあれだろう、左翼知識人が世界の右傾化を嘆いてけしからん云々ってやつだろうと予断をもって読むと、やけどします。彼の懊悩はそんな表面的なものではありません。ざっくりいえば、「大学人も新聞記者もみんな死ねばいいのに」というレベルの話をしています。(こんな直接的な言い方はしていませんが)
初めて読む読者にとっては、彼が何を問題にしているのかわかりにくいかもしれません。
しかし、こういうものは、慣れです。ゆっくりと時間をかけて何度か読みかえしているうちに、酒井氏(ら)の視座と、問題を扱う方法が、わかってきます。論じる際の手つき、空気感が、体にしみこんできます。
人文科学というものがどれほどの奥行きをもっているのか、その一端を垣間見ることができます。