2010年9月29日水曜日
VOAはどうするのか問題
このまえ集会に行ったら、関係者から「VOAはもう放送をしないのか」との問い合わせをうけた。言われてみればVOA。忘れてた。最後の放送が今年の4月ごろだから、かれこれ半年ちかく放送していないことになる。昨年9月に放送を開始してから、すでに一年も経っていることに気が付いた。
VOA(Voice Of ANTIFA)がどんなものかは文章では説明しにくいので、実際に耳で聴いてもらうとして、「放送を再開しないのか」という問い合わせがあるということは、少しはリスナーがいたということだろう。感謝。
http://voiceofantifa.net/
さて、今年の春に放送が中断してしまった理由は、考えればいろいろある。
1、「行動する保守」に対する包囲網ができあがり、危機感がなくなった。
2、論説委員(矢部)の喋るネタがつきた。
3、選曲、新曲探しがむずかしくなった。
4、矢部の新刊が出てしまったので、販促イベントで忙しくなった。
5、「海賊研究会」が始まり、そっちの方がおもしろくなっちゃった。
要するに一言で総括すれば、「飽きちゃった」ということになる。
「飽きちゃった」と言っても、ネガティブな感情は無い。言いたいことは全部言ったし、やってみたいことはだいたいやった。みんなだいたい楽しんだし、「あーおもしろかった」って感じだ。
これはあとづけになるが、振り返れば今年の4月頃から、「在特会」&「主権回復」&「瀬戸ひろゆき」ブロックは崩壊が始まっていたらしい。この半年間、彼らは小さい頭で対策を練ったようだが、そもそも大義をもたない暴走老人が何をやっても無駄。いまでは刑事・民事の裁判をまえに逃亡者が続出している。救援活動はおろか弁護士選任すらろくにできないありさまで、こういう弱々しい姿を見せられると、「保守」というのは気の毒だなあと思う。われわれ左翼は、いくら少数で孤立していても、最低限の救援はできるもんね。逮捕者が出たぐらいでちりぢりになるようなこんな弱い人間たちとまじめに対決しようとしていたのかと思うと、がっかりする。
これは左翼の悪い癖かもしれないが、敵が小さいとやる気がでない。本当は「小さい人間の小さい現実が大事なんだ」ということは頭では理解しているのだが、気持ちとしてはやはり、対峙する敵は大きくて強いものであってほしい。じゃないとどうも空気がはいらない。我々が「飽きちゃった」最大の理由はこのへんにあるのだと思う。
話は脱線したが、「行動する保守」が終了してしまったので、VOAの再開はとうぶんないだろうと思う。私自身がもともと彼らへの私怨(蕨事件)で始めたことだから、とりあえず第一期VOAは終了。
こんご第二期を始めるとしたら、新しい記者や論説委員をむかえて、もっと大きな問題設定でやりたいと思う。「VOA、まだまだやりたりないぜ」という諸君は、連絡をください。