放射能汚染問題に関して、「風評被害」という言葉が使われて、2年半ほど経つ。
いまもテレビや新聞でたまに使われているのだが、これはどうなのか。
いつまで「風評被害」という言葉を使いつづけるつもりなのだろうか。
事件直後、御用学者が流布させた「正しく怖れる」というフレーズは、すぐに有効期限が切れて使われなくなったのだが、「風評被害」というのもそろそろだろう。
この2年半をかけて、政府とマスメディアが全力で払拭しようとして、それでもまったく払拭できないでいる「風評」とはなんなのか。何人もの科学者が講演や解説本を出して、市民も積極的に学習をして、そのことでかえって拡大していく「風評」とはなにか。普通に考えて、おかしいだろう。
2年以上も経ってまだ「風評」と書く神経がおそろしい。
被曝による脳機能障害を疑うべきだ。