2011年1月4日火曜日

正月については何も言いたくない

正月は悲しい。
ただテレビだけが賑やかに声をあげている。
我々は慣習に従って「あけましておめでとうございます」と言うが、本当は逃げ出したい気分でいっぱいだ。

生命を奪う厳しい冬がくる。
この日、我々が身を寄せ合い笑顔をふりまくのは、残酷な摂理の暴力を前に心底うろたえているからだ。
正月については何も言いたくない。