12月4日渋谷での排外主義リンチ事件について。
事件は産経新聞の誤報によって、抗議者が「デモ参加者に飛びかか」ったものとして片付けられようとしている。このような誤報が生み出されたのは、おそらく次のようなプロセスがあったと思われる。
1、排外主義デモの主催者が「男が飛び込んできた、暴行を受けた」と言う。デモ参加者もそれを信じて口々に被害を訴える。
2、渋谷署がこれを追認。「男が飛び込んできた」として発表する。
3、多くの報道関係者は無視。産経新聞だけが鵜呑みにして報道。
こうして事件は「男が飛びかか」ったことになってしまった。
しかし真相は違った。渋谷署は男を逮捕したが、東京地検はとても逮捕勾留できるものではないと判断したのだろう、地検調べの直後に釈放した。
事件現場を撮影した動画がでてきた。
http://www.youtube.com/watch?v=qvdXPdxFjt8
動画の3分15秒から、画面右端の男性に注目してほしい。ゆっくりと歩きながら近づいた男性に、デモ隊の男(西村修平)がタックルをする。
これが、渋谷署が発表し産経新聞が報道した「飛びかかり」の瞬間である。
嘘をまきちらした者すべてに、責任を追及していきたい。