2022年7月15日金曜日

連合・芳野会長は大丈夫か

  山上徹也氏が安倍晋三を殺害したことで、カルト教団・家庭連合(統一教会)の悪事が再検証されている。

 わかってきたのは、日本の反共主義思想・運動のうちのいくらかは、カルト教団によるマインドコントロールの成果であるということだ。生活の不安や恐怖心を抱く人々が、地獄やら因縁やらという強迫によって従属させられ、自ら思考することは悪、共産主義者は悪魔だと教えられてきた。被害者の多くは困難な境遇にある女性だ。恐怖心によって操作される人々が、右翼政治家の資源にされてきたというのが、反共主義の実相である。

 日本最大の労働組合組織「連合」の芳野会長は、強烈な反共主義で知られているが、彼女が統一教会やそれに類するカルト団体のマインドコントロールにあっていないか、点検されるべきだと思う。旧「同盟」や民社協会は、カルト汚染から自由になっているのか。反共主義者は、自らの意思で行動しているのかどうか疑わしいのだ。