先月行われた東京都知事選挙では、統一候補をめぐる内部論争と綱引きがあって、良い意味でも悪い意味でも「反原発運動」の分解を促しているようだ。
京都の友人が、この間の動向を分析し、文章にしている。
この論文では、まず日本共産党の現在の行動綱領から分析を始めているのだが、最後まで読めばわかるように、問題にされているのは共産党の動き方だけではない。共産党も、共産党に批判的な人々も、どちらも串刺しにして「反原発運動」全体を批判している。
この論文の細部についてここでは論評しない。このブログは、もうちょっとかっこいい題材を書くための場所なので、高齢者と素人がくんずほぐれつやっている生臭い政治について書くつもりはない。
私がおもしろいと思うのは、こうした政治分析が東京からではなく、京都から発信されているということだ。
東京からの頭脳流出が、さまざまな領域で進行中であることを、感じてもらえたらいいと思う。