2017年に入ってから、なんだか忙しい。
予想していた以上の忙しさ。
いま抱えている作業は三つあって、
1、名古屋共産研の夏の集会にむけた研究報告。
2、矢部史郎×山口素明の対談、「会議ができなくなっちゃった」。
3、矢部史郎×山の手緑の対談。タイトル未定。
2と3は、名古屋共産研の作業ではないが、『16年テーゼ』で提起された社会民主主義批判をフォローするものだ。
2の山口×矢部対談は、2011年以後の言論情況の困難さを討議することから始まり、さらに2011年以前に遡って、アイデンティティ・ポリティクスの流行を批判的に検討した内容。これは6月上旬に小冊子で発行する予定。
3の矢部×山の手対談は、関西で始まった移住者運動の趨勢を分析しつつ、論点を整理する。〈代理/表象〉、〈漏出線〉、〈分子革命〉といったガタリの概念を使いながら、“移住者”といわゆる“社会運動”とのズレを議論する。論点は具体的だが、徐々に抽象度をあげていくので、読みごたえがある。これも6月下旬には発行できるようにしたい。