安倍晋三が殺害された経緯が徐々に明らかになってきた。
単独犯なのか組織的犯行なのかはまだ断定できないが、カルト教団・家庭連合をめぐる怨恨がらみの犯行だったという。
なんともユニークな、いや率直に言って、みっともない事件だ。安倍は総理経験のある大物政治家でありながら、まるで引退したボクサーや売れなくなった芸能人が不幸にも巻き込まれてしまう類の犯罪にみまわれたのだ。政治家として、完全な不祥事だ。安倍以外に死傷者が出なくて本当によかった。
しかし安倍晋三という人間は、最後までインチキな、やってる感だけの人間だった。この紛らわしい珍事件によって、まわりの政治家は少なからず恥をかかされてしまった。
高市早苗議員は「政治テロだ」と語気を荒げ、小池東京都知事は「民主主義への挑戦だ」と目を潤ませ、アメリカのトランプ前大統領は「彼は暗殺された」と口走ってしまった。しかしふたを開けてみれば、事件は政治テロでも暗殺でもなく、安倍は私的な怨恨によって殺されたのだ。最後の最後に紛らわしい置き土産をおいて、人々を騙したのだ。
これ、国葬とかやるのか?
観ているこちらが恥ずかしいのだが。