『日本が”核のゴミ捨て場”になる日』 沢田嵐著 旬報社
著者の沢田嵐さんは、東京赴任中に放射能汚染に巻き込まれ、いのちからがら名古屋に退避してきた人です。名古屋では市民測定所のボランティアスタッフに加わり、愛知県のがれき焼却受け入れ問題では、反対派として積極的に動いた人です。愛知県のがれき焼却反対運動は、たくさんの小さなグループが同時多発的に動いていましたが、そのなかでも計画中止に大きく貢献したのが沢田嵐さんたちのグループです。
放射能がれき問題は、電力会社の廃炉(バックエンド)費用を左右する重大な焦点です。核のゴミをどれだけ安く処分できるかで、電力会社の存亡が決まります。震災がれき問題は、終わった話ではなく、はじまりにすぎません。
というわけで、本書は必読です。
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