原子力都市と海賊
矢部史郎のノート (旧「海賊共産主義へ」)
2011年12月12日月曜日
がんばれグリーンピース
ウクライナ放射線医学研究センターのステパノワ博士の記者会見があった。
会見内容を見てもらえばわかると思うが、こんなやつ呼んでどうすんだグリーンピース。
これ、ウクライナの山下俊一じゃないか。びっくりした。会場もどんびきだよ。
グリーンピース・ジャパンには汚染調査など全般的にお世話になっているから言いにくいが、今回は失敗だ。
2011年12月11日日曜日
明治「ステップ」の問題
乳児向けの粉ミルクから放射性セシウムが30.8Bq/kg検出された。
気になるポイントは2つ。
1、明治は問題になってから製品の検査結果を発表したが、検出限界5Bq/kgですべて不検出としている。
http://www.meiji.co.jp/notice/2011/detail/20111206_fig.html
ところが、問題になる以前の検査結果(4月28日~)については、検出限界が何ベクレルなのか明記されていない。
http://www.meiji.co.jp/notice/2011/detail/20111206_fig5.html
これはおそらくずっと荒い検査だったのだと思われる。粉ミルクは比重が小さく軽いので、10分や20分では5Bq/kgまで検出限界を下げることができない。50Bq/kgや100Bq/kgぐらいまでしか確認しなかったのではないか。
2、生産された粉ミルクはいつごろ出荷されて、最短で何日後に消費された可能性があるか。明治は春日部工場の外気から放射性物質が混入したとしているが、そうであれば、もっとも警戒するべきはセシウムではなくヨウ素131である。ヨウ素131の半減期は8日間、30日程度でほぼ消失するとされている。ヨウ素131の入った粉ミルクは、何月何日に出荷されたのか。
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